リレーコラム2021

ダチョウはおいしい  弁護士 安原千尋
 最近、茨城県にふるさと納税をして、返礼品としてダチョウのフィレ肉をもらいました。

 ダチョウといえば、長い首に鋭いくちばし、鳥にしては大分大きな体という何ともインパクトのある見た目で、動物園で見かけても、少しこわいイメージですよね。そのイメージとは裏腹に、ダチョウのお肉は、びっくりするほど柔らかく、くせや臭みもほとんどなく、あっさりした赤身なんです。さらに、脂肪燃焼を助けるカルニチンや筋力維持を図るクレアチン、鉄分なども豊富に含まれているとかで、低脂肪、低カロリーの健康食なのだとか。

 美味しくてヘルシー、良いこと尽くめのダチョウ肉、もっと手軽に手に入るようにならないかと調べてみると、ダチョウ肉が食糧問題に貢献するかもしれないとの記事を見つけました。
 世界人口が増えて、お肉の消費量が増えると、餌である穀物が不足する食糧問題は、世界の未来にとって深刻です。なんでも、1㎏の牛肉を得るために11㎏の餌が必要で、豚肉は6㎏、鶏肉でも4㎏は必要なのだとか。これが、ダチョウ肉だと3㎏ですむということなのです。さらに、ダチョウの餌は、他に比べて穀物の割合が少なくて済むということで、人間の食べ物との競合が少ないそうです。

 みなさま、持続可能性が高く、健康に良いダチョウ肉を試してみませんか。インターネットですぐに取り寄せ可能です。
(ちょっと価格が高いのがネックなので、美味しいダチョウ肉をもっとたくさん食べるために、買う人をもっと増やす作戦で草の根の普及活動に勤しんでおります…。)
【2021年1月記】
「刑事法判例読解の視点」発刊します 弁護士 佐藤 建
 広島大学、愛媛大学、松山大学など、瀬戸内にある大学の先生方や裁判官との共著「刑事法判例読解の視点」を今春に晃洋書房(京都)から発刊します。
 この本は、大学生や大学院生、司法修習生など法律を学ぶ学生向けのテキストで、平成に言い渡された刑事事件の判決を、学者と裁判官がそれぞれの立場から読み解き、併せて刑法や刑事訴訟法の論点を解説したものです。
 実用的な書籍ではありませんが、ご興味がありましたら是非お手に取ってみて下さい。

 (晃洋書房のページです)http://www.koyoshobo.co.jp/book/b562021.html

【2021年3月記】